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2017年上半期に私が読んだおすすめマンガ

昨年末にガラケーからスマホに替えて以来、電子書籍にハマっている。

スマホに替えると同時にタブレットを購入して、小説だけではなく、マンガをよく読むようにもなった。

それまではマンガなんて、時々、でもないな、たまに読む程度だったんだが、電子書籍にハマって以来、その購入の手軽さと気安さから、マンガの購入が増えている。

本日は、昨年末以来私が読んだマンガのうち、おすすめマンガを紹介しましょう。

 

るみちゃんの事象

 

 

これは、おもしろい。文句なくおもしろい。

主人公は、とある女子高に転校してきた女子高生「るみちゃん」。その「るみちゃん」が、のっけからシュールな笑いをかましてくる。

 

「るみちゃん」の趣味・特技は、脱臼。

脱臼てっ!!

え!? 卓球じゃなくて?

脱臼って、なんなん?

それに、好きな男子のタイプは、「ようすけ全般」だって。

「ようすけ」ってなに? どんな男よ? しかも、全般てっ!!

「全般」の意味が分からへんわ!! おもろいけど。

さらに、「るみちゃん」は、カラオケでは千葉真一や、ちばてつやを歌うらしい。

千葉真一って、歌を歌ってたっけ? ちばてつやって、もはや歌手ですらないじゃんか。漫画家ですから、ちばてつやは!!

 

そして、のちに親友となる「くみちゃん」のツッコミがまた、群を抜いておもしろい。そして、回を重ねるごとに「るみちゃん」の高度でシュールな笑いに、「くみちゃん」のツッコミの腕もメキメキと上がっていく。

 

これはギャグマンガではなく、シュール系お笑いネタマンガと言っていいだろう。作者がどんな人かは知らないけれど、相当、お笑いの才能があると思われる。

るみちゃんの事象」は、ギャグマンガによくありがちな小学生しか笑えないような低レベルのお笑いではない。

M-1とかキングオブコントなどの決勝に出場するようなお笑い芸人のネタと同じぐらいの高いレベルの笑いだ。

こういうマンガを読んで、若手芸人はお笑いの研究をするべきだと思うなあ。

るみちゃんの事象」は、お笑いの教則本だな。お笑い芸人のバイブルだ。

だから、将来お笑い芸人を目指している人は、このマンガを読むべきだと思う。

そして、これは、お笑い好きが楽しめるレベルの高いマンガでもある。

 

大正処女御伽話

 

 

時は、大正時代。

このマンガの主人公・珠彦(たまひこ)は17歳。裕福な家で育った典型的なボンボン。

しかし、自動車事故で母親を失い、そして自身も右腕が不自由となったため、父親から疎まれ、田舎の家に追いやられてしまう。

父親から見放され、誰からも顧みられずに、一人で孤独に暮らす珠彦。世間と自分の運命を呪い、投げやりな毎日を過ごしながら、このまま病み衰えて死ぬことを願っている。

 

そんな青年の元に、ある日、少女がやってきた。

名前は、夕月。14歳。

じつは、彼女は、珠彦の父親が息子の世話をさせるために、当時の金で1万円で買われた少女だった。下働きの下女でありながらも、珠彦にとっては、一応、許嫁(いいなずけ)でもある。

誰も訪れるものとてない、ひっそりとした田舎の屋敷で、厭世家の青年と、貧しい生家の窮状を救うべく1万円で買われた少女の二人だけの生活が始まる。

 

 

大正処女御伽話」の見どころは、なんといっても、夕月の健気さ、純粋さ、純真さ、珠彦に対するピュアな愛であろう。

とにかく、夕月はポジティブな思考の持ち主で、どんな時でも、決して弱音を吐かない。それでいて、珠彦はじめ周囲の人間に対して、どこまでも優しく、そして、温かい。

父親に見放され、不遇な毎日を送らざるを得ない珠彦だが、夕月の献身的で一途な愛情により、これまで閉じていた彼の心が徐々に開いていく。

もともと、珠彦は、心優しい青年なのだ。

打算のない、純粋一途な夕月の愛情。彼女の愛情により、徐々に生きる希望を見出す珠彦。

二人の恋の行方は、いかに?

お互いのことを気遣いながら、思いながら、幸せに暮らす二人には癒されるなあ。

 

俺物語!!

 

 

主人公の猛男(たけお)は、ヒグマ級のゴツい大男。顔も、こんな体つきにありがちな、ゴツい顔。

要するに、体がヒグマで、顔がゴリラを想像してもらえばよろしい。当たらずとも、遠からずだ。

当然、そんな見た目の猛男が女子にモテるはずもなく。これまで、女の子と付き合ったこともない。女っ気が全くないのだ。

しかし、そんな猛男だが、男子には非常に人気がある。ひょうきんだし、男気があり、何より友達思いな猛男。

こういうヤツって、いるよねー。女子には全くモテないんだけど、男には非常に人気があって、男の友達は多いヤツって。

 

そんな猛男には、幼馴染の親友がいる。砂川、通称「すな」。

「すな」は、猛男と違って、ものすごいイケメン。すれ違ったら、女子が思わず振り返ってしまうほどのイケメンだ。

そんな「すな」は、イケメンだが。何人もの女子にコクられながらも、「オレ、興味ないから」とフッてしまう超クールな性格の持ち主でもある。

しかし、こんな何から何まで対照的な「猛男」と「すな」だが、なぜか気が合うらしく、しょっちゅう一緒にいる親友である。

 

そんな、ある日。

「猛男」と「すな」は、電車の中で痴漢に遭っている女子高生を目撃する。

男気あふれる猛男は、痴漢を撃退して、女子高生・大和(やまと)を救い出す。

自分を痴漢から救ってくれた猛男を見つめる大和の熱いまなざし。

モテない青春を過ごしてきた猛男にも、とうとう春がやってきた。

 

 

 

俺物語」の見どころは、やはり、なんといっても猛男の男気あふれるやさしさでしょう。

熱い。ひたすら熱い。いや、時として、暑苦しくさえある猛男のやさしさ。

そのやさしさは、幼馴染の「すな」に向けられる男同士の友情であり、電車の中で出会った美少女女子高生・大和に対する愛情でもある。

猛男のような友達をもったら、そして、猛男のような彼氏をもったら、その人の人生は幸せだろうなあ。

猛男の男らしいやさしさに、時には笑いながら、時には泣きながら、静かな感動を与えてくれるマンガである。

 

黄昏流星群

 

 

作者は、弘兼憲史。

弘兼と言えば、「島耕作シリーズ」がもっとも有名だ。なんせ、一時期、島耕作は社会現象にまでなったほどだから。みなさんも、知っているはずだ。

また、弘兼には初期の秀作として「人間交差点」というのもある。これも、非常に味わい深い作品だが。なんせ、1980年代のマンガだから、今の若い人には少しとっつきにくい時代設定になっているかもしれない。

 

今回、私が弘兼マンガの中でもっともすすめたいのは、なんといっても、この「黄昏流星群」である。上記で紹介した「俺物語」は、高校生の恋愛もので、若々しさ満載のラブストーリーだが。

この「黄昏流星群」は、人生の黄昏期に差し掛かった50代、60代の男女のラブストーリーである。

 

50代、60代という人生の黄昏期にある人は、大体が家庭をもって、子供たちも成人、もしくは成人一歩手前の、手がかからなくなった時期にある。会社では、それ相当な役職についている場合もあるし、すでに引退している人もいる。

そんなとき、ふと「自分の人生って、一体何だったんだろうか?」と振り返る。

これまでの人生を見つめなおし、勇気を出して、第二の新たな人生を踏み出す人もいるだろう。

以前、熟年離婚という言葉が流行になったが、今では、すっかり定着した感さえある。世間には、人生の黄昏期に、新たな人生の再出発をする人が意外と多いんだと思う。

 

 

黄昏症候群」では、そんな人生の黄昏期に差し掛かった50代、60代の男女が、ふとしたきっかけで出会い、そして、新たな人生を見つけ出し歩んでいく。

そこには、若者の恋愛にありがちなギラギラした暑苦しさはない。

黄昏期の男女の恋愛には、しっとりとした落ち着きのある、ゆったりと流れる二人だけの時間がある。

そして、眼前に迫りくる死に向かって、「一体何が、自分にとって幸せな選択なのか?」。

答えを模索する男女の姿がある。

結婚をして、家庭を築き、成人まで子供を育てることは、たしかに立派な仕事に違いない。

しかし、その後は、刻々と迫りくる死に向かって、いかに自分自身の幸せを追求していくのかが、重要な仕事になってくる。

 

アラフィフ世代には、ぜひ、この「黄昏症候群」を読んでもらいたいなあ。あなたの人生が変わるきっかけになるかもしれない。そして、このマンガに出てくる女性が、みな素敵な女性ばかりであることも、付け加えておきたい。

 

以上、昨年末から電子書籍にハマった私が2017年上半期に読んだおすすめマンガです。

小説を読むならば、スマホで十分なので、わざわざ電子書籍専用端末を購入する必要はない。

ただ、マンガを読むならば、タブレットの方がいいでしょう。

アマゾンのkindle paperwhiteのマンガモデルは、おすすめしない。

高いし、小さいし、白黒だし。なんといっても、電子書籍を読むということにしか使えないからだ。

それならば、アマゾンのkindle fireの方が断然マシだ。

Kindle fireは、現時点では、最もコストパフォーマンスの高いタブレットだと思う。

まだ持っていない人は、この機会に購入しよう。