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藤原紀香に見る女優ビジネスモデルの限界と、石原さとみや新垣結衣の将来

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最近、ほとんどテレビで見ることのない藤原紀香。

昨年、片岡愛之助と結婚して、しばらくワイドショーなどで取り上げられたくらいか。

その後も、ドラマや映画に出演したという話を聞かない。

舞台に出演したという話すら聞かない。

CMでも、姿を見ない。

歌舞伎役者と結婚したのだから、この際、引退して「梨園の妻」として夫を支えればいいのに。

 

映画にもドラマにも舞台にも出演しない、CMでも姿を見ないというのであれば、彼女は女優として終わっている。女優として開店休業状態だ。

女優生命はとっくに終わっているにもかかわらず、いまだに女優を引退しない。

一体、藤原紀香は芸能界で何をやりたいんだ?

「梨園の妻」として陰ながら夫を支えるよりも、まだまだ自分自身が表舞台で輝き続けたいのだろうか?

しかし、今現在、藤原紀香を起用したいプロデューサー、監督、演出家はいるんだろうか?

 

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かつて、藤原紀香と言えば、美人女優の代名詞であった。世紀末の2000年くらいには、CMの女王と言われるほどで、今から考えれば、ちょうどこのころ、藤原紀香の女優としてのキャリアはピークだったのだろう。

ドラマや映画で主役を演じるのは当たり前。

映画では香港の映画ではあるが、海外進出も果たした。海外進出と言っても、所詮は、香港映画だからねえ。

台湾とか、香港の芸能界に進出して海外進出などと騒いでいるのは、アホな芸能マスコミくらいだ。

 

今思えば、このころが、女優・藤原紀香の絶頂期だった。

その後、徐々に、ドラマや映画への出演が減り、CMへの露出が減少し始めた。

当然だ。

きれいで、魅力的な若手の女優が次々とデビューしてくるから、オバサン女優になりつつあった藤原紀香が、いつまでもCM女王であるはずがない。

 

2006年、お笑い芸人の陣内智則と結婚したころには、すっかり、落ち目の女優として、マスコミにもあまり取り上げられなくなってきたころだった。

降ってわいたように芸能マスコミをにぎわせたのが、陣内との結婚だった。

この結婚が、藤原紀香人気に再び火をつけた。

一時的にではあるが、CMや番組の司会者として、再びスポットライトを浴びる位置に返り咲いた。

いわゆる、藤原紀香のプチバブルである。

 

しかし、このプチバブルも長くは続かず、陣内との短い結婚生活の終わりをきっかけとして、藤原紀香の女優生命にも、事実上、幕が下ろされてしまう。

以降、片岡愛之助と結婚するまで、藤原紀香の名前が、芸能マスコミですら報じられることはなくなった。

 

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藤原紀香に限らず、日本の大手芸能事務所に所属する若手女優の典型的なビジネスモデルは、以下の通りだ。

まず、大手芸能事務所にスカウトなり、コンテストを通じて所属する。

最初は、芸能事務所が、テレビ局などに端役や脇役などで新人女優のドラマ出演を売り込む。

脇役などを何回も経験して、徐々に顔が売れてきたら、格安ギャラを提示し、スポンサーを探して、新人女優をCMに出演させる。

事務所の営業攻勢のおかげで、新人女優は、次第にドラマや映画で重要な役を演じるようになり、とうとう主役の座を射止める。

ドラマの主演女優ともなると、CMの契約金額も跳ね上がる。

かくして、新人女優は、ドラマや映画で数々の主役を演じる一方、次々に高額CM契約を獲得し、CM女王などと呼ばれるようになる。

 

これが、日本の芸能界における若手女優のビジネスモデルだ。

つまり、テレビなどのマスメディアへの出演を通じて徐々に知名度を上げていき、CM契約を獲得する。

彼女たち若手女優の最終的な目標は、演技で正当な評価を受けるよりも、事務所の力でドラマや映画への露出を増やし、高額なCM契約を獲得することにある。

全ては、高額なCM契約を獲得するための手段に過ぎない。

 

なぜ、芸能事務所や若手女優が、最終目標として高額なCM契約獲得を目指すのか?

それは、CM契約は効率的である、ということだ。

ドラマの主役級の女優ともなれば、CMの契約金が1本あたり数千万円と言われるほど高額だ。

しかも、CMの場合、女優の拘束時間が非常に少ないし、何本ものCMを掛け持ちすることができる。

 

一方、ドラマの場合、撮影が終わるまで女優は拘束されるし、ドラマを掛け持ちするのには限界がある。

しかも、CMに比べて、ドラマの出演料は格段に低い。

つまり、芸能事務所と女優にとって、CMはドラマや映画と違い、効率的に稼げる重要な金儲けの手段なのである。

 

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だから、どうしてもCM出演が女優にとって最優先されるのだ。

そして、CMでのイメージを壊さないため、ドラマや映画での役柄設定にも細心の注意が払われる。

高額なCM契約を獲得するために、ドラマや映画では、主演女優が、もっとも美しく、もっともイメージがいい設定でなくてはならない。

有力芸能事務所が、ドラマや映画の脚本や演出にまで口を挟むなどと言われているが、当然なのだ。

ドラマや映画は、女優が高額なCM契約を獲得するための手段に過ぎない。

大手芸能事務所に所属する若手女優が全力投球するのはCMであり、ドラマや映画ではない。

だから、ただ単にCM獲得の手段でしかないドラマや映画の役柄は、とにかく、女優の魅力を輝かせるような脚本や演出でなければならない。

 

 

今を時めく石原さとみや新垣結衣なども、例外ではない。

現在人気の若手女優は、例外なくこのビジネスモデルを経て、今に至っている。

当然のことながら、この女優ビジネスモデルの欠点もある。

それは、若手女優がイメージを大切にするあまり、演技力を磨くことをおろそかにすることだ。

事務所が脚本や演出に口を出し、女優のイメージを優先するドラマで、演技力が向上する訳がない。

 

時には、イメージダウンとなっても、その女優の将来のためには、ぜひ経験しておいた方がいい役柄というものはあるだろう。

たとえば、精神異常の殺人鬼などの悪役とか。

今の石原さとみや新垣結衣が、悪役や汚れ役を演じるだろうか?

北川景子が、冷酷で異常な殺人鬼を演じるだろうか?

役者というのは、役によって成長するものだ。

若手女優も、いつまでもお姫様とか、きれいなヒロインばかりを演じていられるものではない。

いずれは、年をとるにしたがって、そんな役が回ってこなくなる。

 

その時になって、平凡な主婦の役など難しい役を演じられるだろうか?

そこで、彼女たちは、自らの演技力のなさに愕然とするであろう。

 

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これが、現在の女優ビジネスモデルの限界だ。

高額CMを獲得するために、イメージ優先の役柄ばかりを選んで出演するから、演技力が磨かれることはない。

そうやって年を重ねてきて、まったく演技力がない女優に使い道はないではないか?

藤原紀香が、その典型だ。

イメージ優先の役ばかりを演じてきたため、彼女の演技力は全く評価されていない。だから、現在は、女優という看板を掲げながら、まったく仕事がない開店休業状態になっている。

藤原紀香こそ、女優ビジネスモデルの限界を体現した女優なのだ。

 

一方、幸運な女優もいる。

たとえば、米倉涼子が、それである。

彼女も、藤原紀香と同様、若いころからイメージ優先の役柄ばかり演じてきた。NHKの大河ドラマ「宮本武蔵」で、市川海老蔵が武蔵を演じる一方、ヒロインのお通役を演じた米倉だが、彼女のイメージと原作のお通のイメージがあまりにもかけ離れていたため、不評だった。

そもそも、米倉に、か弱く、従順なヒロイン役が合うわけがない。完全にNHKのミスキャストであろう。

 

しかし、その後、米倉は「黒革の手帖」で悪女役を演じ、これが見事役にハマった。これをきっかけとして、役の幅を広げ、現在に至るまで、悪役とか強い女性を演じる女優・米倉涼子の活躍が見られるのだ。

米倉涼子の場合は、幸運だったとも言える。自分のハハマリ役と出会うことができたのだから。

 

藤原紀香の場合は、イメージ優先の役ばかりを演じて演技力を磨いてこなかった。そして、自分のハマリ役にも巡り会うことができなかった。

これが、彼女が女優として大成しなかった原因である。

また一方で、彼女は、女優ビジネスモデルの被害者ともいえるのだ。

現在、石原さとみや新垣結衣なども、イメージ優先の役を演じて、CMに何本も出演しており、今が人気の絶頂だろう。

 

 

しかし、彼女たちの人気もいつまでも続くことはない。

藤原紀香を反面教師として、今後、役の幅を広げて当たり役を手にして長く女優を続けるか?

それとも、仕事のない女優として細々とテレビ出演を続けていくのか?

彼女たちに本当の試練が待ち受けているのは、むしろ、これからだろう。

「若いうちが花」、だと俗に言うが、花の時期は、案外、短いものだ。